『一人称単数』　村上春樹著　文藝春秋　239ページ

「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。
しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。
そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。
そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 「一人称単数」の世界にようこそ。

びぶりお工房
冒頭コメントおよび著者名・書名は次のようにおよみください

イチニンショウ　タンスウ
ムラカミ　ハルキ　チョ
製作　　日本点字図書館
朗読は　　　　　　　　　　でございます